イブ・サンローランの「オピウム」

自分の香りを持つ大人の女性は魅力的

イヴ・サンローランの「オピウム」

パリよりパリらしい色彩のクチュリエと呼ばれたイヴ・サンローランが、東洋への憧れと幻想を香りに託したのが「オピウム」です。

 

「オピウム」の瓶は他に類を見ないデザインで、遠目にみてもすぐにそれがオピウムだとわかります。
中国の嗅ぎタバコ、阿片玉いれや、日本の印籠にも似ていて、武士が薬やタバコを帯に引っ掛けた小物いれを思い起こさせます。

 

サンローラン自らが名づけたこの「オピウム」は、ネーミングが衝撃的で、香りはさらにその上をいく衝撃性をもっています。

 

官能的でスパイシーでいて、温かく芳醇という香りなのです。発売当初の広告は、それまで目にしたことがないほどの、退廃的な快楽への欲求がイメージされたものとなってました。

 

香りのトップは、オレンジ、シナモン、ピメントで始まります。ミドルノートにイランイラン、ジャスミン、ローズがカーネーションをハーモニーを奏でます。

 

サンダルウッド、パチュリ、トルーバルサム、そしてイノセンス(お香)の香りが、東洋の寺院を彷彿とさせる流れになります。

 

全体は、バニラの軽い官能性で丸みを帯びさせて、アンバーの物憂げな感じがセクシーな気分に誘うようです。

 

ミステリアスでオリエンタルな香りだと、個人的には思いました。

 

香水を使い分ける、時間帯やシーンを考えると難しくなりますが、休日にいろんな香りにチャレンジして、その香りになりきるのも楽しいですね。